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広島:歴史的な旋盤が大和ミュージアムに展示される

Dec 02, 2023Dec 02, 2023

The Yomiuri Shimbun

2022年12月12日 11時24分(日本時間)

【呉(広島)】日本海軍の戦艦「大和」の主砲の切削に使われたとされる巨大旋盤が先月、広島県呉市の大和ミュージアム敷地内に設置された。

重さなんと160トン、長さ約16メートルの旋盤は、兵庫県の企業から同博物館に寄贈された。

11月22日、船のクレーンが旋盤を博物館の敷地内に持ち上げ、訪問者は3月から巨大な金属成形工具を見ることができるようになる。

1938年にドイツから輸入され、当初は呉市の工場に設置されていたが、69年ぶりに呉市に返還された。

この旋盤は当時世界最大だった口径46センチ、長さ約20メートルの「大和」の主砲の製造に使われたとされる。

この旋盤は1953年に神戸製鋼所に引き継がれ、その後兵庫県明石市の機械部品メーカーが譲り受け、2013年まで播磨の工場で使用されていた。

同博物館は来年の一般公開に向けて、新たな展示施設の開発を計画している。

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